音楽は「伝える」ものではなく「伝わる」ものだとオアシスは教えてくれた。【Slide Away / oasis】
2019/07/05
オアシス初期の曲です。
原曲はリアムが歌うロック調の編曲なのですが↓
個人的にはノエルが歌うこちらのアコースティックなバージョンが好きです↓
オアシスのメロディライン
初期のオアシスの曲ってアレンジがシンプルな印象で、悪くいうと単調なんですけれど、アレンジ云々を超越するメロディの良さがオアシスにはある気がします。
特にこういうアコースティックなアレンジに落とし込んだときにメロディの美しさは際立つ感じがします。
オアシスのラブソング
僕が感じるオアシスの良さは全体に通じる自己肯定というテーマだと思っています。
おれはおれだ!何が悪い!
みたいな感じです。
もしかするとギャラガー兄弟の生い立ちも関係あるのかもしれないですね。
このSlide Awayという曲は、ラブソングだと僕は理解しています。
失った女性への未練というか。
オアシスには愛とか恋とかにをテーマにしたものって比較的少ないように個人的には感じるのですが、だからこその強い説得力があります。
最後のTake me thereの連呼は何度聞いても鳥肌が立ちます。
ラブソングの難しさ
音楽は「伝える」ものではなく、自己表現の結果として「伝わる」ものなのじゃないかと思ったりもします。
リスナーに媚びない自己肯定感があるからこそ、オアシスの音楽は「伝わる」のであって、彼らの音楽が愛される理由もそんなところにあるのかもしれませんね。
2016/7/17 odasis