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サウンドクリエイターに転身した京都大学卒の元人事マンが雑多なノウハウを晒すブログ。 「おだしすたぢお」

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演奏家が正しく理解すべきブルースの重要性:後編

2017/06/28

後半は歌心について。前編はこちら

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ドレミ音階の恣意性

「ドレミファソラシド」こそ授業で最初に習う音楽の基礎の基礎ですが、ブルースで気持ちよく響く音はここにはありません

ドレミ音階の間にあるクォーター・トーンこそブルースらしい音使いであり、それ自体はよく知られた事実なわけですが、これは音楽を理解するうえで衝撃的な事実です。

一番気持ち良く響く音を学校の授業で習わないのですから。

 

それからブルースは基本的に全て7thコードで進行しますが、これもまた衝撃的な事実です。

ドレミファソラシドの世界の中では、7thコードは「不安定」の代名詞であり、それだけで曲が構成されるなど考えられません。

 

何が言いたいかと言うと、

ドレミ音階は我々が恣意的に決めたものに過ぎない

ということです。

 

気持ち良く聴こえるものはドレミの枠組みを超えたところにも確実に存在します。

歌い続ける中で「ここを少し半音下げると気持ちいいな」といった感覚を覚え、あとから調べてみるとそれがブルーノートだった。そんな経験のある歌い手もいるはず。

 

ブルースの音使いはそんな歌心の塊です。これほどの影響力を持ちながらも、その根底にあるものはドレミ音階の狭い枠組みで捉え切れるようなものではないのです。

ドレミ音階というスタンダードも疑うべき!大げさですがブルースはそんな示唆をしているようにも思うわけです。

 

ギターのギターらしさについて

ブルースはギターのための音楽であり、ギターはブルースのための楽器です。

今は亡きBB…ギターが「これでもか」というくらい歌っています。

先ほどのドレミ音階に当てはまらない音が、ギターではいとも容易く出すことができます

 

チョーキングと呼ばれる奏法になりますが、特にピッチの面でのギターの不安定さがブルースの成長に貢献しました。

ブルースの歌心を表現するためにギターの奏法が確立されたとも言えますし、そんな奏法の中でブルースが生まれたとも言えます。
ギターとブルースにはそんな相思相愛の関係にあるのです。

 

まとめ

  • ビート感、音程感、総じて耳を鍛えることができる。
  • 共通言語としての機能を持ち、他のジャンルの基礎になる。
  • 歌心を勉強することができる。

以上、ブルースに取り組みべき理由の整理でした。

↓前編はこちら

演奏家が正しく理解すべきブルースの重要性:前編

2016/10/4 odasis

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