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サウンドクリエイターに転身した元人事マンが雑多なノウハウを晒すブログ。おだしすたぢお

ギタリスト向け

愛機を売る前に読んで欲しい。安物ギターの落とし穴。

2016/12/23

思うように上達しない、あるいは練習をやめてしまうビギナー達を短い人生ながらもたくさん見てきましたので、そんな方々の一助になればと、僕のギター愛をTipsとしてしたためます。

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1本目のギターの難しさ

”ギターやるで!モテたるで!”

 

胸を高鳴らせながら楽器屋に向かうも、値札を見てビビる。

 

”なんでこんなに高いねん…”

 

 

”続かへんかもしれへんし…”
”音の違いなんてわからんし…”

 

安い入門用のギターを買うこと、それ自体は否定しませんし、これだけ大量の格安のギターが出回る時世にいきなりフェンダーだのマーチンだのに手を出せる方も少ないでしょう。

むしろ老舗メーカーすら品質低下が叫ばれる昨今ですから。

ブランド名だけでハイエンドのモデルを買うリスクの方が高いのも事実です。

ただし、安いギターにはそれなりのリスクがあって、初心者は自分がその落とし穴にハマってしまっていることにすら気付けない可能性があるので警鐘を鳴らしておきます。

ビギナーの皆さんが悪いのではありません。

まずはそういう質の悪いギターが出回る世知辛い世の中の責にして下さい

小倉博和

小倉博和というギタリストをご存知ですか?

桑田佳祐、SMAP、福山雅治、槇原敬之…

名だたるアーティストのサポートミュージシャンを務めるギタリストです。

桜坂のセクシーなギターも、世界に一つだけの花のイントロのブズーキも彼の所業です。

実績で見れば確実に日本で5本の指に入るでしょう。

彼は星の数ほどギターを所有していますが、特に愛用するギターのひとつにK.Countryというブランドのギターがあります。

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神戸・三ノ宮のリードマンという楽器店が作っているもので、リードマンには小倉氏本人が弾いていたホンモノもしっかり置いています。

リードマンにはいまも小倉氏本人がちょくちょく顔を出すようで、社長ともかなり親しい。これは小倉氏本人が言っているのを聞いた。

↓これがそのギター

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そう!

ここの社長の取り計らいでホンモノを触らせてもらうことに成功!これはその時の写真です。

気持ち悪い笑顔ですが、ちゃんと気付きもありましたよ。

それは恐ろしいまでの弦高の低さ弾きやすさです。

音は言うまでもありません。めちゃくちゃ良い音でした。

格安ギターの落とし穴

このギターを弾いてodasisは悲しくなりました。

”なんで初心者が弾きにくいギターを弾いて、一流のプロが弾きやすいギターを弾いているんだろう。”

「上手な人ほど良いものを使う」

当たり前のことではあるのですが、初心者にとって気の毒なのは自分の弾いているのギターが弾きにくい質の悪いギターであることに気付きにくいことです。

ビギナーにとっての良い楽器は音が良いものではありません。

上達に資するもの、即ち弾きやすいものです。

しかし上達するまで弾きやすい楽器になかなか辿り着けない矛盾が残念ながら存在してしまいます。

その才能が開花する前にやめてしまうギタリストの卵たちがたくさんいるのかもしれないと思うとちょっと寂しいですね。

ライバルは減るのかもしれませんが。

弾きやすい楽器を引き当てる

初心者にとってこれは至難の業です。

それでも精一杯あがきましょう。

上手い人のギターに触る

周りに上手な弾き手、あるいは上手と言われている人がいるのならばその人の楽器を触らせてもらいましょう

弾きやすいとはどういうことかなんとなくでも良いので体感できればしめたものです。

弦高や反り具合と言った分かりやすいところだけではありません。

指板の材質、フレットのカーブ具合やサビ具合、ポジションマークの形などなど。

全部をクリアするのはなかなか難しいところですが、弾きやすさの感覚を養うためにもできるだけ良い楽器に触れましょう。

楽器屋を吟味する

楽器の弾きやすさはその楽器屋の質そのものです。

そして楽器屋の質はその規模には比例しません。

初心者には楽器の質で楽器屋の質を測るのは難しいと思いますので(もとよりそれができればこんな話にもならない)、それ以外のところに神経を研ぎ澄ませましょう。

店員の人柄であったり、楽器の保管状態であったり…

要はその店が楽器をどれだけ愛しているかを見定めるということです。

精神論が嫌いなodasisもこれは真理だと思っています。

直感でもOKです。信用できると感じた楽器屋で買いましょう!

楽器屋のことを知る

当たり前ですが楽器屋は楽器を売るのが商売です。

売れなくなるかもしれないリスキーな調整はしてくれません

弦高が特に顕著です。

弦高は下げるより上げる方がよほど難しいですから。

削れば下がりますが、上げるためには何かしらで削った溝を埋める必要があります。

非可逆な調整を嫌う結果、弦高が異常に高いギターが入門コーナーに陳列することになる…

きちんとした楽器屋ならば調達の際にしっかり品定めし、自分の店で調整してから店頭に並べます

その努力が弾きやすさや音になって表れるわけです。

たとえば強引な客引きをするような楽器屋は要注意ですよ!

自分のせいにしない

なかなかFが押さえられなくても、もしかしたらそれはあなたの努力不足によるものでは無いかもしれません。

やめてしまう前にどうか一度、楽器の質を疑ってみて下さい。

僕個人の経験で言えば、アコギでなかなかバレーコードの音が鳴らなかったとき、エレキに持ち替えると音が鳴るようになり、その後再度アコギに持ち替えるとバレーコードが鳴るようになったということがありました。

まとめ

極・精神論ですが、まずはギターを愛してあげて下さい

楽器を愛することができれば、楽器を愛していない楽器店が見えてきますし、逆に真に楽器を愛している楽器店も見えてきます。

もしかしたら寂れた商店街に佇む楽器屋こそ、あなたの運命の楽器屋かもしれません。

ビギナーの皆さんがそのような運命の出会いを経験し、良い楽器き巡り会うことを心より願います。

こちらもどうぞ↓

良い楽器を使うべき「音が良い」以外の理由。

2016/10/11 odasis

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