快適なモバイルレコーディング環境構築術。iPadは1台は持っておくべし!
2017/10/02
ボーカルなどを録音する人にはレコーディング環境の構築は至上命題。
プライベートスタジオやレコーディングブースがある人はそれが1番良いんですが、それすらない人は練習用スタジオで録るしかない。
しかし、いざ自分で録音をするとなると持ちこむ機材はとても多い…
というわけでレンタルスタジオ(レコーディングスタジオではない)などの出先で録音するための環境構築術を紹介します。
スタジオは個人練習なら500〜1000円/1hで入れますから。上手に使うとおトクなのだ。
スポンサーリンク
持ち物
スーツケース
スタジオにはスーツケースで乗り込みます。
ガラガラできるものであればギターを担ぐこともできます。
中身を個別に見ていきます。
iPad
PCでも良いんですが、重たいしキー操作が必要になるので録音のときにはそれが煩わしかったりする。
録音時はできるだけ諸操作のストレスは避けたいところです。
マイク・ケーブル
マイクはコンデンサーマイクを使うことがほとんど。
それほど高価なものではないのですが、壊れやすいものではあるので100均のケースを改造して作りました↓
左側がRODEのNT-1、右がAudio TechnicaのAT2050。
スポンジは買った時についてた周りの梱包材を切って作った。
ケーブルは長めのものを1本。
オーディオインターフェイス
iPad対応のものが必須です。
odasisはSteinbergのUR44(2017/8現在RME Babyface Proに更新)。入れ物は100均のPCケースです↓
趣味の悪い色…
ヘッドホン
MDR900STを使っています。
箱は買った時についていたものをガムテープで補強してそのまま使用↓
スーツケースに収めるコツはとにかく四角くすることです。
その他
その他の備品は通称「お道具箱(100均のプラスチックケース)」に入れています。
中身↓
入っているのはマイクホルダーやポップシールド、UR44の電源、iPadとオーディオインターフェイスをつなぐケーブル(カメラコネクション)などなど。
最近はリフレクションフィルターも持っていきます。
Classic Pro製。固定がしっかりできないんですが、スーツケースに収まるので重宝しています。
録音時の録り音は可能な限り部屋鳴りのないデッドな音が良いので反射を抑える工夫も必要です。
それから共鳴するもの(ドラムとか)がない部屋が借りられるならそちらの方が良い。
odasisは実家のおかんの押入れで録音しています。
服がたくさんあってデッドだし、地域住民も静かだし、タダだし。
録音時の体制
どれだけミニマムな環境かを示すためにロフトベッドの宮台の上に設置してみた↓
わかりにくくなってしまった…はりきって撮ったのに。
iPadのメリット
ミュージシャンがiPadを持つメリットはたくさんあります。
- 軽い(iPad Air 2で437グラム)
- 電源が要らない
- 動作が軽い
- 録音時の無理な体制でもタッチパネルなので操作が楽
- 静か(超重要)
- (できることは限定されるが)DAWアプリでモバイルの制作環境になる
- フィジカルコントローラにできる
- デュアルディスプレイとしても使える
- お絵かきとかもできる
などなど
ちなみにCUbaseユーザーには互換アプリのCubasis(odasisみたいな名前がGood)がおすすめです。
2016/11/24 odasis