odasis-tudio

サウンドクリエイターに転身した元人事マンが雑多なノウハウを晒すブログ。おだしすたぢお

DTMer向け

メモリ8GBで節約DTM!パラデータの保管にも効果的なプロジェクト管理術。〜後編〜

前編の復習。

メモリ節約のポイントは

アレンジ・録音・ミックス・マスタリングで全てプロジェクトを分ける

でした。

前半ではアレンジ用プロジェクトの扱い方を紹介しましたので後編では録音以降のプロセスを紹介します。

スポンサーリンク

録音用プロジェクト

odasisの場合、

  • マイク録音はスタジオにてiPadのCubasisで
  • ライン録音は別プロジェクトを作成しオケ音源 (2Mixのみ)鳴らしながら

それぞれ録ります。ここでもプロジェクトを分けるのは、負荷を下げ録音中のドロップアウトを避ける意図です。

録音用プロジェクトではピッチ修正とノイズ処理まで行ったあと、ミックス用のプロジェクトに取り込みやすいようにいくつかのクリップをまとめてトラック毎にオーディオで一旦書き出します。

書き出し先はアレンジ用プロジェクトのオーディオ置き場がよいですね。

ミックス用プロジェクト

やることを時系列に書きます。

【その①】
先ほどのオーディオを空のプロジェクトに読み込みます。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-12-13-16-06-39

【その②】
ノーマライズを-1dbでかけます。理由は3つ

  • 音量を確保する。
  • アレンジ用プロジェクトに戻ってトラックを差し替えた際にも再度同じ音量で作業ができる。トラックを全て-1doで規格化するようなイメージ。
  • (-1dbにするのは)ブーストした際のクリップを防ぐ。-2dbでも-3dbでもなんでもいいですけどね。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-12-13-16-01-25

【その③】
「とりあえず」のEQとコンプを全トラックに挿します。

Cubaseでは全トラック同時選択でshiftキー+altキー(Macの場合はshiftキー+optionキー)を押しながらプラグインを挿すとなんと全トラックに挿さります。この瞬間たまんないよね!EQ画面を消すときはワークスペースを変更すればOK。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-12-13-16-11-30

【その④】
同時発音数を減らすために無音部分を削除しフェードをかけます。CPU負荷が下がります。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-12-13-16-04-56

 

マスタリング用プロジェクト

これは普通ですね。マスタリング用のプロジェクトを分けます。

MS処理するなりマキシマイズさせるなりおこのみで。

 

odasisのプロジェクト管理

めんどくさいのですが、制作完了後は各プロジェクト毎にバックアップ作成機能で不要データを削いで保管できる形にしています。

1曲に対して4〜5個の編集用プロジェクト、ついでに完成した音源や歌詞・MIDIデータなんかも合わせてひとつのフォルダにまとめます。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-12-13-16-15-15

プロジェクトを分けるメリット・デメリット

ここまで読んでめんどくさいなと思われた方も結構多いかと思うのでメリットを整理します。

  • 制作の段階ごとにプロジェクトを分けるのでマシンの負荷が減る。手順は増えるもののストレスは減ります。
  • ミックスのプロジェクトのオーディオファイルフォルダに各トラックのパラデータをそのまま残すことができる。
  • アレンジ〜録音〜ミックス〜マスタリングのそれぞれのプロセス間で書き出しという手間を挟むことで、不必要な未練がなくなる。
  • ミックス時に波形が見えるので何かと扱いやすい。

2つ目の理由が実は結構重要です。

もともとは、

過去のプロジェクトのパラデータをオーディオ形式で保存するためにはどうすればよいだろうか。

というところから考えた方法でした。

DAWもプラグインもアップデートされて旧データが消えるっていうのはよく聞く話で、一番確実なのはオーディオ化してパラデータを残しておくことだったりします。

またオーディオデータもクリップごとに保管するより、トラックとして保管できた方が何かと保存には便利。

自分の曲をいつリミックスしたくなったり、依頼されたりするかわかりませんからね。保存方法にも拘りたいわけです。

上記のやり方であれば、ミックス用プロジェクトのオーディオファイル置き場に残るのは、プロジェクトで使用されているパラのオーディオデータだけなので、あとでリミックスしたりする際には、ここのデータだけを見に行けば良いわけですよ。

3つ目にについてはこぎつけにも見えますが結構大事。

戻れない状態にするというのも音楽制作では結構大事だったりします。

音楽家が心得るべきDAWとの接し方。「いつでも戻れる」の危険性についての考察。

デメリットは言うまでもありませんね。

めんどくさいです。慣れればそんなこともないんですけどね。

アレンジからミックスに移行する際、アレンジ用のプロジェクトは音量バランスや定位がぐちゃぐちゃになりますから、ミックスまで進んでからアレンジの全面見直しなどはやめた方がよいです。

プラグインは全部MIDIで扱っていつでも戻れる状態にしておいた方が精神衛生的にも良いという方には不向きですね。精神衛生のコントロールが最重要ですから。

長くなった。おしまい。

前編はこちら↓

メモリ8GBで節約DTM!パラトラックの保管にも効果的なプロジェクト管理術。〜前編〜

2016/12/13 odasis

レコーディング依頼

===========================================
《ギター・レコーディング受付中!》

音楽クリエイター向けのギタートラックを1トラックから提供しています!

ご依頼はこちらから。
===========================================

Twitterでフォロー

質問

質問はこちらから!

-DTMer向け