転職します。そこにあるのは夢か現実か。
2017/05/07
転職します!
4月から遊技機(パチスロ)メーカーでサウンド開発の仕事(作編曲・効果音制作・レコーディングなど)に就きます。
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前職について
前職では人事をしていました。
委細はあんまり書けないのですが、せっかくなの簡単に紹介してみます。
仕事内容
あんまり知られていないのですが、人事の仕事は
- 採用や査定といったいわゆる「人事」の仕事
- 組合との折衝や就業規則の運営といった「労政」(=労働行政)の仕事
のざっくり2種類に分かれます。
odasisは就業規則の運営や給与計算・労務管理といった、どちらかというと労政系の仕事に就いていました。
例えば給与計算のように、機械がやってくれる部分も多々あるのですが、規則の末端の運営まで機械は判断してくれません。
過去の事例や他との公正性も見ながら、抽象度の高い就業規則を実務に落とし込んでいく…就業規則の運営はざっくり言うとそんな仕事。
それに会社も大きくなるといろんな人がいますから。規則と個人の属性を睨みながら、長く働いてもらうためにサポートする仕事が労務管理。時には厳しいことも言わないといけません。
入社数年の若手の裁量など小さいものではありますが、それなりに社内への影響は大きい部門でありました。
人事マンodasis
前職には学部新卒として入社しました。
というのが入社の理由。これは間違ってなかった。
人事の職種は希望したものではなかったものの(というより特に希望がなかった)、経営層が近く、いろんな人間模様が見られる人事の仕事は自分の性格には向いていたと思っています。
不満が全く無かったとは言いませんが、それは多分どの仕事に就いても多少はあるはずのもの。
日々いろんな愚痴を垂れ流してはいたものの、色んなことを任せてくれる温かい職場でありました。
それでも音楽が好きだから
転職する理由は音楽が好きだからです。当たり前か。
いろんな人がいろんなことを言いました。
”好きなことを仕事にすると逃げ場がなくなるぞ!”
”いまは楽しくてなんとかなっても、10年後どうするんだ?”
そりゃそうだ。心配してくれているのも分かる。
自惚れodasisもさすがにそれくらいは分かるし、これから手放すかもしれないものも理解しているつもり。普通に怖いです。
でもね!
それでも音楽が好きなんですよ!
本当に仕事にして大丈夫なのか?
いろんなことを試したし、アタマが割れるくらい悩んだ数年間でしたが、最後までそれは分かりませんでした。
でも、休日は気がつけばDAWを立ち上げてしまうし、録音のためにギター何本も担いで電車に乗るのも全く苦痛じゃなかったし、好きな音楽を聴いてテンションが上がったり泣いちゃったりしちゃうんですよね。
どうしても身体と心が音楽に向いてしまう自分を憎んだりもしました。
「熱中して取り組むことができる」のではなくて、「趣味として接するみたいなことができない」のです。
好きかどうか、仕事にして大丈夫かどうかなんて分かるわけがない。もはや身体の一部なんだから。
そこにあるのは夢か?現実か?
両方です。
夢を追いかけるのか!がんばれよ!
ありがたいお言葉ではありますが、20代半ばにして音楽方面に転身する人に夢だけ見ている人はいません。
自分がどこまでいけるのか、何者になれるのか、そういう現実が見たいんです。
どれだけ残酷な世界が広がっているのかわかりませんが、それでもいいんです。10年後の生活が見通せてしまうよりは、そっちの方がいい。
後悔って他の選択肢への未練でしかない。選択の瞬間の都度、選択肢をきちっと評価できれば避けられるものだし、その評価さえも自分で決められる。後悔しないためのセルフコントロールなんて本当はとても簡単。
— odasis (@odasis) 2017年3月17日
雇われ音楽家について
音楽を作る仕事で固定給の仕事なんて残念ながらそう多くはありませんが、ありがたいことに次の仕事もサラリーマンとして就くことになります。
フリーの音楽家はみんな自分の力で仕事を取ってきて、いろんなメディアを組み合わせて上手に生き抜いています。すごいなあと思うし、他人事と思った瞬間に成長も止まるだろうな。
音楽家たるもの!自身のブランディングができないと生き残っていけませんから。
気を抜かずにマイペースに頑張るぜ。
まとめとおまけ
組織の本音は人が去る時にこそ出てくると思っています。
こんなに温かく送り出してもらえるなんて微塵も想像してなかったよ。みなさんありがとう。
塩屋の景色もこれで最後かな。
新天地でもがんばります!引越し3日目にしてようやくDAWが立ち上がった。
いろいろ新調してます。イスとか。DXRACERを買った↓
ブログはこれからも更新してきますのでよろしく!
サヨナラCOLOR@塩屋の廊下
2017/3/30 odasis