「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」観了。死への恐怖について考える。
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を観ました。ネタバレ注意。
最近はもっぱら「エロマンガ先生」にハマり、着々とアニオタになりつつあるodasisですが、こういう映画も観ます。

2008 Warner Bros. Entertainment Inc. and Paramount Pictures Corporation
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あらすじ
ストーリーはシンプル明快。
80歳の身体で産まれた主人公が歳を取るとともに若返り、赤ん坊になりその生涯を終えるまでの人生を描いたもの。

2008 Warner Bros. Entertainment Inc. and Paramount Pictures Corporation
時間を逆向きに刻む時計など、周辺の描写も分かりやすく、2時間半の長編ながらも話はスッと入ってきます。
描くものは生きる喜びか?死への恐怖か?
ネットのレビューには
みたいな趣旨のものが散見されました。
たしかにその通り。数奇な人生を懸命に生きようとする主人公に生きる希望を見出すのもわかる。
でもodasisが感じたのは、リアルな死への恐怖でした。
歳を取ってシワが増えて、身体が曲がって髪が白くなって…
あまりにも身近なものゆえ普段は気にも止めませんが、それが向かう先は確実に死です。
歪な設定ながらも両者が向かう先はどちらも同じ死。
歳を取るごとに若返るという設定が際立たせる逃れられない死の恐怖に少々鳥肌が立ったodasisでした。
小学生の頃、教科書で死についてこんな言及があったのを覚えています。
人間は20才になると…(忘れた)…、30才になると自分の人生が有限であることを理解し、死を意識し始め、40才になると…(忘れた)…
数年後にはかつて遠い未来のことであった「30歳」が目の前に迫ってくるのです。
生とか死とか、重たいテーマはこのブログのテーマにはそぐわないんですが、こういう描写に触れるとどうしても考えざるをえない。
答えがあるものでは当然ないし、そんなことばっかり考えてたら身体ももたないので、普段は目を閉ざして生きるわけですが、自分なりの死への接し方もちゃんと考えていかないといけないなと思いましたよ。
今後どんな形で死に直面するかわかんないからね。
いまのところ毎日楽しいし、今後も楽しく生きたいところ。まずは自分がしっかり生き抜くところから。
キャビアとウォッカ
作中にロシアの貴婦人と主人公がキャビアをつまみながらウォッカを飲むシーンが出てきます。
これね!真似したくなったよ!
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2017/6/27 odasis