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サウンドクリエイターに転身した京都大学卒の元人事マンが雑多なノウハウを晒すブログ。 「おだしすたぢお」

キャリア・仕事

【後編】企業のサウンドクリエイターになりたい人の心がけ。転職活動の振り返りなど。

どうも。odasisです。

遊技機メーカーのサウンドクリエイターに転職してから3ヶ月が経ちました。

転職についての悩み相談がいくつか寄せられておりますので、いま思うことを2回に分けてまとめてみます。

前編はこちら

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仕事にしても大丈夫かどうかを確認しよう

会社勤めのクリエイターは作るものを自分で決められません

作るものは上流工程の企画部門が決定し、基本的にはその仕様に即しながら音を作ります。

音屋にしか分からないこともたくさんあるので、こちらから提案する部分もありますが、全体のコンセプトを決定できる立場では無い場合がほとんどかと思います。

 

どれだけ楽器が好きだろうが、プラグインが好きだろうが、この一点に楽しさを感じられなければ苦しさのほうが強いはずです。

 

転職を考える前にしっかり自分の気持ちを整理しましょう。

金額は安くても楽曲コンペに参加するとか、個人から依頼を受けてみるとか。

求められたものを作ることに楽しさを感じられるかどうか、自分を試しておくと良いです。

インターネットを上手に使えば機会はいくらか創出できます。

 

楽曲コンペサイトのアーティスト・クラウド。登録には審査が必要で、また単価が低いものが多いですが良い訓練になります↓

https://artistcrowd.jp

あとはランサーズなんかも使ってみると良いかもしれません。

 

求人を漏らさない

企業がサウンド担当者の求人を出すのは良い音が作れる人が欲しいからだけではありません

 

ほとんどの場合は人が足りないからです。

 

突如欠員が出た企業にとって、数年後には90点を出せるかもしれないが現時点で50点の人より、現時点で70点の人のほうがニーズには適う。

 

タイミングが重要なんです。

 

実力がある人にチャンスが多く回ってくることは否定しませんが、枠が無ければそもそも入れない。

枠が空くのは欠員が出たとき。そしてそのタイミングは予測できません

 

求人情報は幅広く仕入れましょう。odasisはリクルートエージェントDODAを利用していました。

 

 

偏見を持たない

サウンドクリエイターの志望者にはゲーム業界を志望する人が圧倒的に多い

 

遊技機業界に来ようという人は少数。

ギャンブルに関わるものであるという印象の悪さと、作れる音楽に偏りがあるように見えることがその原因かと思いますが、中に入って見える景色は必ずしもこの通りではありません

 

遊技機メーカーも(良い意味で)普通のメーカーです。

 

遊技機というゲームが純粋に好き!面白いゲームを作りたい!

世間からの風当たりとは裏腹に、中の人たちはそんな遊びごころとともに作っているのです。

 

当然サウンドも同じ。

作編曲・効果音制作・組み込みをメインにしながらも、スタジオでレコーディングしたり、声優さんの声を録ったり、作った楽曲はエンジニアにマスタリングまで依頼し、音を作っています。

 

それに遊技機で遊んだことがある方なら分かるかと思いますが、使われている音楽・音はジャンジャンバリバリ言わせるだけの曲や音ばかりではありません

台のコンセプト次第ではオーケストラを組まないといけないし、ジャズや和風の音楽も作らないといけない。

作る音の幅は十分に広いのです。

 

何が言いたいかというと、妙な偏見を持たないで欲しいということ。

 

何かと風当たりの強い業界ではありますが、クリエイターにとって楽しいと思える環境が存在するんです。

 

わかりやすい実績を作ろう!

転職活動においては分かりやすい実績はあった方が良いです。なかなか難しいけど。

odasisの場合は島村楽器の録れコン2015のベストプレイ賞がありました。(クレオフーガのラフ・ダイアモンド録れコン2017のグランプリは転職後のことでした。)

 

先方がその価値を知ってくれていればそれが一番良いのですが、知らずともちゃんと説明できれば自分のPRになります

まずは作品を作ること、そしてできることならその作品の客観的な評価を得るようにしたいです。

 

あなたはどれくらい作ることが好きですか?

これはしっかり考えたほうが良いですよ。

 

odasisはもう分からない。

深入りしすぎてもはや身体の一部だから。

 

間違いなく好きだし楽しいんですけど、作ってる最中は無意識です。

自分にとって「好き」ってのがどういうことなのか。ちゃんと定義しておいたほうが良い。

 

odasisはいまのところ充実した毎日を送れています。

求められて作るものであっても、そこにいくら駄目出しがこようとも、作ることがとにかく楽しいんです。

 

まとめ

これを読んでいる方は進路に迷っている人や、転職を考えている人が多いと思うんですが、ここまで書いた内容については、就職や転職の前に確認できることです。

 

シビアな世界であることに間違いはありません。odasisだって震えることがあります。

しかし、だからこそ仕事にできたときの面白さは大きいはずなのです。

ちゃんと考えようね!

 

後悔のない決断のために、odasisの経験が活きることを願います。

ちなみにここに至るまでの半生を中学時代から振り返る記事もありますので併せてどうぞ↓

サウンドクリエイターになるまでの半生を振り返る。【①中学受験から高校まで】

前編はこちら

2017/7/2 odasis

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