ジャズ喫茶のすすめ。クリエイターこそ体を休めに通ってほしい。
ジャズ喫茶が好きでよく行きます。
↑なんとなく加工してみた。
瞑想したり、ブログ書いたり、昼寝したり、他のお客さんと喋ったり。
時間が無限に感じる空間です。
ジャズ喫茶とは?
普通の喫茶店なんですが、ジャズが流れています。
「ジャズが流れている喫茶店」はたくさんあるんですが、ひとたび「ジャズ喫茶」と名打てばたちまちジャズリスナーの溜まり場へと変わります。
どこのお店もこだわりのオーディオ機器を揃え、古今東西のジャズ盤を流す。
好きな人にはたまらない空間です。
1950年代は輸入盤のジャズのLPが高価であったため、何千何万枚もの所蔵レコードがある店もあり、コーヒー1杯で本場のジャズのレコードを聴け、リクエストも受け付けてくれるジャズ喫茶はジャズファンやミュージシャンの溜まり場ともなっていた。現在、プロとして著名な日本人ジャズミュージシャンの中にも「開店から閉店までコーヒー1杯でねばった」という人もいたという(なお、一部グループ・サウンズ・ロカビリーなどのライブステージ主体の音楽喫茶もジャズ喫茶とよばれていた)。(Wikipediaより)
そのルーツはオーディオ機器の高価さと貴重さにあるんですね。
今となってはストリーミングでほとんどの音楽を無料で聴けるわけで、純粋に知らない音楽を聴きたいという目的のために足を運ぶ人も少ないんじゃないかな。
ジャズ喫茶が提案する空間
もはや「高価な音楽を聴くための場所」ではなくなりましたが、それでもジャズ喫茶が提案する空間には価値があると思っています。
ジャズ発祥の地と呼ばれるニューオリンズに旅行したとき、日本との音楽の聴き方の違いに驚きました。
聖地「バーボン通り」↓
通りにびっしりと立ち並ぶライブハウスが毎晩朝までライブを行う、そんな街ではありますが、リスナーは良い意味でみんな音楽を聴いていない。
彼らにとって音楽は踊るためのものであり、空気のごとくそこにあるもの。
演者の名前とか、誰が上手いとか、誰がミスったとか。そんなことはどうでもいい。
そこにあったのは空間に溶け込む音楽であり、息を吸うように音楽を楽しむ人々の姿でした。
デジタル化が進んでストリーミング時代になり、そんな息を吸うような音楽の聴き方って難しくなってるような気がするんですよね。
だからこそジャズ喫茶が提案する空間には価値がある。
友人と話をしながらでも、うたた寝しながらでもなんでもいい。息を吸うような音楽の聴き方だって大事です。
作り手にこそオススメしたい
作り手になると音楽を普通に聴くってのがなかなか難しい。
良い曲があれば悔しいし、興味があれば分析してしまうし。
作り手こそそういう「息を吸うように音楽が聴ける場所」に身を置いて体を休める必要があるような気がするんです。
自分だけの穴場が見つかったときの嬉しさは大きいですよ!
駆け込み寺みたいな存在になってくれますからね。
2017/7/14 odasis