スキャット後藤さんのYouTube番組に出演しました。デモが完成する瞬間 / デザイナーの在り方 / 音楽制作のスタンス
「女囚セブン」「豆腐プロレス」などのテレビドラマやCM音楽を多数手掛ける作曲家スキャット後藤さん(@scatgoto、@cutecool_kikaku)のYouTube番組「スキャットさんのニャニャニャ」に出演しました。
50分を超える壮大な雑談!
全部見るのは大変ですが、面白い話がたくさんできました!
これがその回↓終始ニヤニヤしていますが緊張によるものです。
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きっかけと番組の概要
きっかけはツイッターでのやりとり。今風です。ありがたい。
番組は音楽に関わることや音楽以外のこと、いろんなことを後藤さんが話すというのが基本スタイルになっています。
ずっと見ていられる優しいタッチです。毎週金曜日に更新されるのでぜひチャンネル登録を!
南房総は一度行ってみたいです。綺麗な街なんだろうなぁ…
今回は「地方に住むクリエイターと話す」というコンセプトのもと、odasisがゲストとして出演したもの。
「これまでに住んだことのある土地のことなどゆるく話しましょう!」という予定だったのですが蓋を開けてみるとガッツリ音楽の話になりました…
ブログは自分の思考を整理し切ってから書けるんですが、話すとなるとなかなか難しい。
こうやって映像になると改めて思うこともあったりするので振り返ってみます。
デモが外に出せると感じる瞬間について
番組内では下記のようなやりとりがあります。
「曲が成立している」状態って自分で言いながらも実はうまく説明できない…
ただ「イマイチだなぁ」と思いながら作っている曲でも、ほんの少し変化を加えるだけで「あ!曲になった!」と感じる瞬間があります。
「曲が成立する瞬間」はどこに潜んでいるか分かりません。
ホワイトノイズを足すとか、ハイハットをライドに変えるとか、ギターの弦を替えるとか。
合格と呼べる基準みたいなものが自分の中にあるんだろうし、それを正しくジャッジするためにはスキャット後藤さんの仰るとおりやっぱり聴く耳が必要だなぁと思ったり。
耳を鍛える方法はなかなか説明しづらいんですが、odasisの場合は学生時代のサークルで「曲として成立しない」という現象をたくさん経験してきたことが大きいようにも感じます。
フリー素材とデザイナーの在り方
実は収録が終わった後も話が止まらなくて、こんな話になっていました。
あぁ。プロだなぁ。すごいなぁ。
odasisは演出面での良し悪しなんてまだよくわからないんですけど、キチッとハマる瞬間に遭遇すればその価値も分かってくるんだろうなぁとも思う。
時間とお金がかかった演出をもっとたくさん見ないといけないなと。とりあえずいまは猛烈にアニメを見ています。
作るときのスタンスについて
制作のときのスタンスについても話をさせて頂きました。
具体的には ”仕事で作るとき” と ”仕事外で作るとき” のスタンスの話。
おれは好きで作るときは把握できてない要素を全部排除するようなアプローチで作るんやけど、仕事のときは逆で感覚ベースになる。逆の人もいる。仕事と仕事外でアプローチが逆なわけやけど、これが同じ方向を向くと病んでしまうような気もする。
— odasis(おだしす) (@odasis) 2017年9月1日
仕事で作るのと好きで作るのとではモードが違うわけやけど、それってスキルをトータルに上げるために相互に補完し合うもの。鍛える筋肉が違うだけで身体鍛えてることには変わりないわけで。好きで作るときは拘りすぎて時間がかかっても、仕事なら割り切ってザクザク作るみたいな。
— odasis(おだしす) (@odasis) 2017年7月9日
番組内でも言及がありますが、後藤さんはodasisと真逆のようでした。
共通していたのは好きで作る時と仕事で作る時とで自分の中のモードが違うってこと。
まだ数ヶ月しか経っていませんが、このモードの切り替えって長く続けるためのキーワードかなと思ったりもします。
まとめ
すごく良い勉強になりました。
この番組にはいろんなクリエイターを登場させたいとのご本人コメントなので、興味がある方は挙手してみては?
ちなみに初回はこちら↓
2017/9/4 odasis