【⑤キックの位置】ドラム打ち込みのコツまとめ。
2018/05/06
ベースとの関係において、キック(バスドラム)の位置はとても重要です。
ベースのフレーズとキックの位置関係によってビートが決定されます。
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原則
キックの位置はベースのアタックに合わせるのが基本です。
キックとベースのアタックが接着できたとき、耳心地の良いグルーヴが生まれます。
ただし、曲調次第では意図的にキックの位置をベースのアタックから外す方がうまくいくこともあります。
8ビートのパターン
基本パターン
何の変哲もない普通の8ビートです。
↑一番下がキックでその上がスネア
オープンハイハットが4分音符で入っていますが上の画像には載っておりません。
これを基本にキックの位置を変えてみましょう。
パターン①
8分音符でキックを追加してみます。
↑囲った部分が追加したノート。
あんまり変わらない。
パターン②
追加するキックの位置を変えてみます。
あんまり変わりませんね。8ビートはキックのバリエーションもそれほど多くはありません。
16ビートのパターン
基本パターン
ハイハットの裏拍を少しだけ入れて16ビート感を出したもの↓
↑下からキック、スネア、ハイハットエッジ、ハイハットチップ、クラッシュ。
これを基本にキックの位置を変えていきます。
パターン①
8分音符でキックを追加してみます。ほとんどノリには干渉しません。
パターン②
スネアの前後に8分の裏拍を追加。「ドバッ」か「バドッ」のどちらかですね。少し印象が変わってきます。
パターン③
ベースのアタックとずらしてみましょう。
きめ細かなグルーヴができます。ただしアレンジの難易度は若干上がります。
パターン④
キックのダブルでベースのゴーストノートに合わせる。
これもよくあるビートで極太のグルーヴになります。
キックをダブルにするときは一つ目の音のベロシティを下げよう。こちらもどうぞ。
注意点
メタルなどの特殊なジャンルを除き、キックは16分音符の3連打などの細かいフレージングは不向きです。
メタルでこれができるのはツインペダルを使って両足でキックを鳴らしているから↓
↓こんな感じで3連打し続ける曲もありますが、ドラマーは結構しんどいはず。
作ってみる
毎度ですがせっかくなので前回のゴーストノートを入れたドラムトラックでキックの配置を変えてみましょう。
↓こんなかんじ。せっかくなのでギターも入れてSoundCloudにもアップしてみた。
2016/10/23 odasis
目次
その①:必要性について考えるその②:グルーヴの支配者
その③:アクセントのコントロール
その④:ゴーストノートを打ち込む
その⑤:キックの位置
その⑥:ランダマイズの考え方
その⑦:フィルインの組み立て方
その⑧:パーカッションによる補強
その⑨:ジャズドラムを打ち込む