ギターアレンジの実例紹介:その2
こんにちは。odasisです。
ギターアレンジの実例紹介の第2弾です。
※記事の内容は音源も含めて全てクライアントの許可を取っています。
楽曲
ハヤシユウさんの「夏の蜃気楼2019」。
楽曲はもちろん、映像もとても素敵です。
Apple Musicなどの各種ストリーミングサービスでも聴くことができます。
この楽曲にはいくつかバージョンがあるようで、直前のバージョンはこちら↓
今回のアレンジは前バージョンよりもゆったりとしたグルーヴです。
しっとりした雰囲気を目指してギターを入れていきます。
準備
受け取ったデモがこちら↓
頂いた指示はこんな感じでした↓
- 音数は少なく洗練された感じにしたい。
- 2トラック以内を目安にしてほしい。
情報は少ないですが、楽曲から方向性は十分汲み取れます。
ハヤシユウさんには以前から何度かご依頼頂いていたので、過去のやりとりなどを思い返しながら方向性を探ります。
落とし込み
ざっと思いつくアプローチは以下です。
- クリーントーンでのカッティング・単音フレーズ
- ワウでのカッティング・単音フレーズ
- アコースティックギターのストローク
- アコースティックギターのアルペジオ
後ろノリで太いグルーヴの楽曲ですが、だからといってギターで刻みすぎると楽曲の落ち着いた雰囲気を邪魔してしまいます。
今回は以下の2トラックを収録することにしました。
- ワウでのカッティング・単音フレーズ
- アコースティックギターのストローク
収録
ワウ
使用したギターはGibson ES-335↓
ワウはアンプシミュレータのワウをエクスプレッションペダルで制御して演奏します。
ワウの踏み込み具合やタイミングがフレーズの表情に大きく関わってくるので、演奏したあとにはMIDIのデータを微修正しながら追い込みます。ギタリスト視点だとちょっとズルい方法ですが…
リズムよりはフレーズで楽曲の表情を付けるようなアプローチで、特に裏拍に注意しながら収録します。
イントロ↓
サビ↓
サビのバッキングのパターンなどはワウ奏法ならではという感じでしょうか。
アコースティックギター
使用したギターはGibson SJ200↓
空気感を足すようなイメージで柔らかい演奏を心がけます。
イントロ↓
サビ↓
アコースティックギターは簡易レコーディングブースのVery-Q内で収録しています。
納品から完成
2トラック分の納品、リテイクもなくスムーズに完了です。
ハヤシユウさんのミックスのもと、完成形がこちら
ハヤシユウさんは「ワンダーランド」がYouTubeで200万回再生を超える(動画はチャンネル運営の関係で削除されています)など、僕もあやかりたい人気アーティスト。
素敵な世界観に関わることができて光栄でした!
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