ストラトキャスターを調整しよう。ブリッジ修理・フレット磨き・弦高調整・オクターブチューニング。
2019/06/08
職場の先輩のストラトキャスターを調整することになりました。

スポンサーリンク
ストラトキャスターを調整する
今回は
- ブリッジの浮きを沈める
- フレットを磨く
- 弦高を下げる
- オクターブチューニング
の4点を施します。
ネックは反っていなかったのでトラスロッドは触りません。
ブリッジの浮きを沈める
暫く放置されたストラトキャスターはブリッジが浮いていることがあります。こんな感じで↓

弦高が上がって弾きにくくなる(というより弾けない)し、チューニングも合わない。
というわけで治します。
まずは裏側の蓋を開けます↓

バネが3本あります。
ストラトキャスターはこのバネでブリッジを裏側から引っ張ることでトレモロの仕組みを作っていますが、このバネの張力が弱いとブリッジが浮いてしまう。
解決する方法は2つ。
- バネを交換する(または追加する)
- ボディに刺さっているネジを締める
バネは消耗している様子もないため今回は後者で調整します。
バネを交換する場合は専用のバネを調達します↓

調整前↓

調整後↓今回は限界まで締め込みました。

これでブリッジの浮きが沈みます↓

フレットを磨く
これの要領は別記事で書いています↓
調整は自己責任でよろしくお願いします。
磨く前↓

磨いた後↓

かなり綺麗になった。一気に弾きやすくなります。
弦高調整
弦高はここのレンチを回して1弦ずつ調整します。

オクターブチューニング
最後にオクターブチューニングをすれば完了です。
使うチューナーはこれ↓

↑液晶のものより本物の針の方が点滅したりしないので個人的には見やすいです。
オクターブチューニングの際は
- センターピックアップを使う。
- ボリューム・トーンともに全開にする。
- 12フレットで合わせたあと、19フレットでも合わせる。19フレットで合わせるときは、実音とハーモニクスのズレだけ補正すればOKです。たとえば19フレットの実音が微妙に高くなっていてもハーモニクスと一致していれば問題ありません。
おしまい
かなり弾きやすくなりました。

調整は自己責任でお願いいたします!
2017/6/9 odasis