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サウンドクリエイターに転身した京都大学卒の元人事マンが雑多なノウハウを晒すブログ。 「おだしすたぢお」

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ドラム経験者によるドラム打ち込みのコツ。【その③:アクセントのコントロール】

2017/04/05

前回の復習

  • グルーヴの支配者はベース
  • ドラムは微妙なニュアンスでその援護

さて、その微妙なニュアンスの1つ、アクセントを見ていきます。

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ドラムのアクセント

特に8ビートや16ビートのドラミングにおいて、アクセントとは即ちハイハットのアクセントを指します。

キック(=バスドラム)やスネアではアクセントではなく音符の位置の方が重要です。

特にキックの位置はドラムのビートの中で決定的に大事な部分になりますので別記事で解説します。

8ビートか16ビートか

ドラムを始めた頃、2回だけお金を払って教室に通ったことがありました。

胡散臭い先生であったものの、強烈に印象に残っている発言があります。

16ビートは倍速の8ビートなんですわ。時代とともに曲のテンポが上がり、8ビートでは叩けなくなって16ビートが生まれたのよ。

 

??

 

当時は「こいう何を言うとるんや?」という感じでしたが、今はその意味がはっきりわかります。

16ビートのアクセント

先ほどの胡散臭いドラムの先生(胡散臭くなかったですよ!)が何が言いたかったかというと

16ビートのハイハットのアクセントの正体=倍速8ビートのスネアをハイハットに置き換えたもの

だということ。「16ビート感」は裏拍にアクセントを付けることで出すことができるのです。

 

というわけでアクセントを聞き比べてみましょう。前回のデモのハイハットのアクセントを少し変えてみます。

8ビートの元音源↓

 

表拍にアクセントをおいたもの↓

 

16ビートの元音源↓

 

裏拍にアクセントをおいたもの↓

 

ここではドラムとベースしか鳴っていませんが、楽器が増えるとそれぞれに表・裏のアクセントをコントロールが必要になります。そして最終的なグルーヴはミックスで決まってくる。

ここではアクセントの表・裏でグルーヴが変わるということだけ理解しておきましょう。

テンポによる変化

テンポが上がれば上がるほどアクセントのダイナミクス(=上下の幅)はより大きくするのが一般的です。

強拍をより強くというよりは弱拍をより弱くするようなイメージ。

そしてこれを突き詰めると弱拍を弾かないというアクセント表現になっていきます。

8ビートでいうとこんなかんじ↓裏拍を弾かずに表拍にハイハットオープンのみ。

 

16ビートはその逆↓左足ハイハットで表拍を踏み、右手ハイハットで裏拍を叩いているようなイメージ。

 

ちなみに…

ダンスビートでも使われるこの裏拍ハイハットはドラム初心者には難しかったりします。利き腕・利き足が表拍、逆腕・逆足が裏拍を交互に取る形の方が人間の体の作り的には自然(歩行も同じ)だから。そしてドラムセットは合理的な体の動きが取れるように配置されています。スティックを交差させるのもこの体の作りを考慮してのもの。明らかに可動域の広いオープンハンドがマイノリティなのもこういう理由があるのかなと。

ベースを入れてみる

せっかくなのでベースも入れてみました。

8ビート↓ 一気にJ-Rockなかんじ。ベースはピックで弾いています。

 

16ビート↓ ちょっとダサめですがFunkyになりました。

 

というわけでアクセントの話はここまで。

2016/10/16 odasis

目次

その①:必要性について考える
その②:グルーヴの支配者
その③:アクセントのコントロール
その④:ゴーストノートを打ち込む
その⑤:キックの位置
その⑥:ランダマイズの考え方
その⑦:フィルインの組み立て方
その⑧:パーカッションによる補強
その⑨:ジャズドラムを打ち込む

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