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サウンドクリエイターに転身した京都大学卒の元人事マンが雑多なノウハウを晒すブログ。 「おだしすたぢお」

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ドラム経験者によるドラム打ち込みのコツ。【その⑥:ランダマイズの考え方】

2017/05/04

DTM界隈でよく聞くランダマイズ。その概要と接し方について。

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ランダマイズとは

人間が弾く楽器の音は正確なようで正確ではありません。

ピッチしかりタイミングしかり音色しかり。

一方でコンピュータは正確に発音することができるわけですが、正確に音を発することができたとて、それが音楽的であるとは限りません

人間による微妙なズレが心地よいグルーヴになるわけですが、それが判明したのはつい最近のこと。

 

そう!

 

人間の演奏が出す微妙なズレの重要性が相対的に認識されるようになったのはコンピュータが音楽制作の中核に構えるようになってからなんです。

そこで出てくるのがランダマイズ。DTMにおけるランダマイズとは

ピッチ、タイミング、音の強さ(=ベロシティ)などをランダムにズラすことで、機械の演奏に人間らしさを持たせるための処理

を意味します。

必要性を考える

人間らしさを与えるための処理であるランダマイズですが、一部のジャンル(ジャズなど)を除きドラムにランダマイズは必要ないとodasisは考えています。

理由は簡単。

ドラマーは均一に叩ける方が優秀だから

これに尽きます。

コンピュータと対比されることで見失いがちですが、ドラマーは正確さを目指して努力します。できればみんなコンピュータになりたいのです。

この辺りを踏まえて、やってもよいこと&いけないことを整理します。

 

やってはいけないこと
  • 2拍目と4拍目(強拍)のスネア
  • キック

ドラマーはスネアの音色を均一に保つために多大な神経を使います。スネアの音が毎回違うようでは共演者も不安になりますし、上級者であればあるほどスネアの音は毎回同じ音です。

キックは言わずもがな。録音後のキックに施す処理の半分くらいはタッチのムラを是正するものです。何回でも同じ音が出せるスーパーマンの想定で胸を張って打ち込みましょう。(ダブルなどの特殊な奏法やジャズドラムは除く)

 

やってもよいこと
  • ハイハット(ライド)のランダマイズ
  • スネアのゴーストノートのランダマイズ

ハイハットはドラマーが一番多く叩く楽器です。

スティックを当てる位置で音色も大きく変わり、均等に鳴らし続けるのが難しい楽器ゆえ、ランダマイズの余地も他に比べて大きい。

ただし、ランダマイズでザクッと処理する前に手で処理を加える方が良いことが多いです。ランダマイズが不要と断言するのもアクセントを含めた手処理で十分だと考えるからですね。

またランダマイズを行う場合もアクセントが崩れない程度に留めることが重要です。

スネアのゴーストノートはノリの中で自然に出てくるという性質があるため当然ながらムラがあります。

まとめ

  • 「人間味を持たせる=ランダマイズ」といった短絡的な発想はしないこと。あくまでひとつの選択肢であって万能薬として捉えるのは非常に危険。
  • ドラマーは正確に叩けるほど優秀。ゆえにドラムにはランダマイズは基本的に不要。
  • ランダマイズさせるときもやってもよい部分といけない部分を頭においておくこと。そしてランダマイズの前に手修正で対応できないか考えること。ランダマイズは手処理の補助として使おう。

2016/10/24 odasis

目次

その①:必要性について考える
その②:グルーヴの支配者
その③:アクセントのコントロール
その④:ゴーストノートを打ち込む
その⑤:キックの位置
その⑥:ランダマイズの考え方
その⑦:フィルインの組み立て方
その⑧:パーカッションによる補強
その⑨:ジャズドラムを打ち込む

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