ストラトだけどストラトじゃない。もうひとつのストラト。【Fender U.S.A The Strat】
2018/01/30
もはやエレキギターの代名詞とも言えるストラトキャスター。
フェンダー社の看板商品ですが、通常のモデルとは異なる亜種もあります。
The Strat
1980年〜1983年にかけて、フェンダー社は通常のストラトキャスターのライン(以下通常ライン)に加えてもうひとつThe Stratという商標でギターを作っていました。
- ピックアップがX-1という高出力のものを3基マウント。固いギラギラしたサウンド。特にフロントピックアップの音は通常ラインのものとは全く異なる。
- トーン全開だとバッキバキの音になるので少し絞って指弾きなどすると良い。渋めのフレーズが似合う。
- ロータリースイッチがついており9種類のピックアップの組み合わせが選べる。(通常ラインでは3基それぞれとハーフトーン2種類の計5種類のサウンドのみ。)並列回路も選べるため、同じピックアップによるハーフトーンでも2種類の音が出せる。
odasisのThe Strat
- ほぼ黄色ですがもともとはクリーム色でした。
- 当時の定価は28万円であったとのこと。いきつけの楽器屋の店長が取り置きしてくれたもの。音は全く好みではなかったものの、店長がかつてないくらい推してきたので購入。
- アンプさえ通せば変な処理をせずとも抜けてくれる。またモジュレーション系の乗りも非常に良い。アルペジオやクランチが特に良いです。
- 「すごいヴィンテージ感ですね!」とよく褒められる。ギタリストは黄ばんだり破れたりしてるものが好きです。でもこれは単なる塗装の欠陥です。30分以上触り続けると手が荒れてきます。
アルペジオをやるとこんな感じ。冒頭からクリーントーンで弾いています。
カッティングをやるとこんなかんじ。フロントとセンターの並列ハーフトーン、クランチアンプでトーンをがっつり絞ってます。
歪ませるとこんなかんじ。これは音作りにミスった例。
まとめ
- かれこれ4年の付き合いになりますが未だに扱いきれていない…少しずつ「このギターをいいな」と思う機会も増えてきてはいます。
- 見た目はやはりかっこいいです。ステージでも映えます。少しずつ上手に付き合えるようになっていけたらいいな。
2016/9/27 odasis