愛機紹介のついでにガットギター(クラシックギター)の魅力を語ってみる。【YAMAHA CGX171CCA】
2017/08/20
ガットギター(クラシックギター)の紹介。一番好きな音色のギターです。
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ガットギター(ナイロン弦ギター)について
odasisは学生時代、カバー演奏を通じてアコースティックなサウンドを追求するというニッチなコンセプトを敷くサークルで寝ても覚めてもギターを弾いていました。当時の貴重な写真↓
やっぱり一番多かったのはギタリスト。
みんなアコギがやりたくて入って来るので、例えばロン毛パーマでフルテン爆音よりは黒髪眼鏡で小さくポロロンという人の方が多かった。
アーティストの傾向的には秦基博やYUI、ちょっと斜に構えている人で山崎まさよしとか。
ただ、それだけギタリストがたくさんいるのにほとんどの人は使うギターがスチール弦のいわゆるフォークギターだけ。ナイロン弦のガットギターを使っている人は数えるほどしかいませんでした。
ガットギターのマイナーっぷりはここに限ったことではないと思うのでその良さをこの機会に説いておきたい。
できることの多さ
できることの多さで言えばガットギターの方がフォークギターより遥かに多いと思っています。
例えばかの有名なこの曲でクラプトンが弾いているのはガットギターです↓優しい伴奏です。
何回聴いても泣ける…辛かったんだろうなあクラプトン…
ボサノヴァでもガットギターは主役です↓
それからジャズでもガットギターは多用されます。odasisイチオシのFried Prideの横田 明紀男はガットギターの名手↓
それからガットギターでとるリードも非常に良いです。国内で有名なGONTITI↓
海を渡ってLee Ritenour↓彼はヤマハのサイレントギターをよく使いますね。
説得力と音抜け
ガットギターの音には独特の説得力があります。
例えばギターに主旋律を弾かせるとして、フォークギターではイマイチでもガットギターならサクッと馴染んだりします。逆もありますが。
またガットギターの音の方がバンドの中で音が抜けやすいです。
一時期流行ったDEPAPEPE↓(埋め込みできないのでYouTubeで見てね。)
コピーしたことがある方は分かるかもしれませんが、
伴奏のストロークが大きすぎてリードが聞こえへん…主旋律は交互に変わるからPAでどちらかの音量を上げてもらうわけにも…CDではいい具合に聞こえるのに…うわぁああ
みたいな。
フォークギターは楽器の性質上、ストロークと単音弾きの音量差が大きく、例えばギターデュオでソロを交互に回すといったときに、音量のコントロールが上手に(それも相当上手に)できないと主旋律が消えます。
ガットギターはその点、ストローク(あるいはストラミング)と単音弾きの音量差が小さく、また単音弾きの音量自体も大きいため、音量のコントロールがそれほど上手じゃなくても音が抜けてくれます。
たとえばフォークギター×2(バッキングとリード)、パーカッション、ボーカルのアコースティックバンドがあったとして、リードギタリストが楽器の選択肢にガットギターを1本入れるだけでもアレンジのバリエーションが格段に広がったりするわけです。
odasisのガットギター
というわけでodasisのガットギターの紹介。
- ヤマハのCGX171CCA(←覚えさせる気ないよね。この型番名。)
- ピエゾとコンデンサマイクのブレンド
- ポジションマークは自分でシールを貼ってます。
↑コンデンサマイクとピエゾがミックスできます。
↑ハウリングが怖いのでライブでは蓋(通称ゴムパッキン)をします。
買ったのが2012年なんでかれこれ5年になりますね。学生時代で一番良い買い物だったと思っています。
おかげでジャンルの幅も広がったし、フォークギターの良さも見つめ直すことができたり。
ちなみにこの曲などで使っています↓
2016/12/22 odasis