人生についてこっそり考える(新年度なので)
2019/04/02
新年度が来ました!
元号が変わり大いに盛り上がりましたが、個人的には「いとしの令和」が1番ツボでした。
なんとなく節目を感じるので、最近考えることを書いてみます。
重大な告白とかではないです。告白するようなこともないです…
人生の舵取りについて
歳の話です。
年齢で語ること自体が毛嫌いされることも多いのですが、自分の中での指標としては頭に置いておかないいけないことだと思っています。
(「◯歳までに◯◯しとかないとダメ!」みたいな押し付ける話ではないです)
2019/3/11で27歳になりました。
若さを主張できるような歳ではないし、年寄りを演じられるような歳でもない。(と思う)
なんとなく「狭間」な感じがする27歳。(と思う)
26歳のときはそんなこと考えなかったですけど。なんか不思議。
25歳を超えたくらいから同世代の人たちに少しずつ変化が出てくる。
僕のように転職したり、あるいは会社を立ち上げたりする人、研究者を志す人、結婚して家庭に入る人。
いろんな人がいますが、そういう人生の大きな舵取りが最初に始まるのがこのくらいの年齢なのかなぁと思ったりもします。
そして、それぞれの人生に個性が表れ始めることで、直接参考にできる(模倣できる)同世代の事例がどんどん減ってくる。
小さい頃は、勉強や運動、持っているものなどに「普通」がありました。
思い返せばそういう「普通」も脆いものでしたが、少なくとも当時はその「普通」さえ守っていればある種の安心感を得ることができました。
しかし、大人になっていろんな要素が人生に作用してくる中で、そういう「普通」もどんどんボヤけていく。
就職も転職も起業も結婚も、それぞれがそれまでに作り上げてきた価値観や、やむにやまれぬ事情のもとにあるものであって、そこに「普通」などあるわけもない。
「みんな違ってみんな良い」がはっきり形になってくるのがこのくらいの年齢なんじゃないかと思ったりもするわけです。
同世代の人の話を聞いても、羨ましい部分もあれば、逆の部分もあるし、おそらく相手も自分に対して同じことを思っている。
むかしは存在しているように見えた「自分の完全上位互換の人間」も、どうやら存在しないみたいですね。
答えが見えにくくなる
四半世紀と少しを超えてきてようやく、それまで重くのしかかってきた「普通」から解放され、これまでにない自由を感じる一方で、確信を持って正解だと思える選択もどんどん少なくなってきます。
自分の今後のキャリアに参考になりそうな人を探そうと思っても、普通の就活を経て人事の仕事を3年経験し、そこから遊技機業界のサウンドに入った人など探してもそうそういないし、いたとしても参考になるかわからない。
環境だって数年経てばガラッと変わるし、年配の方の話がいまそのまま通用するかは分からない。
周囲にいる全員が信用できるとは限らないし、自分の身は自分で守らないといけない場面も増えてくる。
自分にとってプラスになるような選択を日々積み重ねていく必要があるわけで、その決断を続けるのにはエネルギーが要る。
でも、それも現代の「大人」に求められるスキルなのかもしれないなぁと思うと、失敗も含めて正々堂々向き合っていった方が人生楽しいかもしれないと思ったりもします。
失敗しないように色々考えた結果、やっぱり失敗してしまうわけですが、ベストを模索するそのプロセス自体が生きてるってことなのかもしれないし、とりあえず目の前のことに全力投球するしかありませんね。(これが言いたいことです)
最近の仕事
転職していまの会社に入社したのが2年前の4/1なので、ちょうどサウンドの仕事のキャリアが3年目に突入します。
仕事のことはブログにもほとんど書いてないんですが、毎日結構楽しいです。結構楽しい。
これまで先輩のサポートや、作曲や効果音制作のヘルプといった仕事がほとんどだったのですが、ようやくプロジェクトの最初から任せてもらえることとなり、悩みながら進めています。
一応自分の肩書きはサウンドディレクターになるので、実際に手を動かして作ることのみならず、全体の音の方向性の舵取りや、予算・期限の管理まで仕事の範疇に含まれます。(というか後者の方が重要な仕事)
自分の作業で完結することばかりではないですし、なかなか気を遣う場面も多い。
しかし、そうは言っても自分でコントロールできる範囲が広いのは楽しい。
それにいまは曲を作っている時間も長いのでこれも純粋に楽しい。
3日かけた曲がボツになったり、数時間で作った曲にOKが出たり…
一喜一憂しながら、それでも少しずつ形になっていく喜びはこの仕事ならではのような気もします。
一時的にでも趣味より仕事の方が楽しいという状況が人生で初めてなので、不思議な感覚。
気を抜くと身体壊しそうなのでほどほどに頑張ろう!
それはそうと僕の曲、聴いてください↓
では!
2019/4/1 odasis