キャリア・仕事

サウンドクリエイターになるまでの半生を振り返る。【③大学入学〜サークル活動】

2017/11/02

odasisは現在サウンドクリエイターとして、遊技機のサウンド開発の仕事をしています。

雇われの身ですが好きなことが仕事になっています。

それなりの紆余曲折があったので、ここに至るまでの経緯を改めて振り返ってみようと思う。受験生・就活生・音楽関係の仕事に就きたい方など、少しでも参考になることを祈ろう。

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目次

①中学受験から高校まで
②大学受験まで
③大学入学〜サークル活動
④就職活動
⑤大学卒業〜入社式
⑥社会人1年目
⑦社会人2〜3年目
⑧転職活動
⑨退職〜新天地へ

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自由な学風

東京大学が1000人の官僚を輩出する大学ならば、京都大学は1人のノーベル賞受賞者と999人の廃人を輩出する大学です。(たとえ話ですよ)

 

よく言えば自由。悪く言えばほったらかし。

 

「なんとしても合格するぞ!」という負けん気で勝ち上がってきた人は実は少数。

知的欲求が強い人が結果的に合格しているような感もありました。当然アホもいます。

学ぼうと思えば受け皿はあるし、アホになりたければ同志はいくらでもいる。

 

構内をニワトリが徘徊していたり、薮の中で鍋をする集団がいたり、昨日までなかったはずの謎の銅像が立ったり、100人切りのナンパ師がいたり…

とにかく予想できない言動・事象が起こる。京都大学はそんなところでした。

 

面白きことはよきなり!(「有頂天家族」より)

odasisもそんな環境に少しずつ影響を受け、予定調和を嫌う偏屈者になっていきました。

 

うまくいき始める

大学合格という初めての成功体験を経験したばかりのodasisでしたが、入学後すぐ2つの成功体験がありました。

 

1つ目は軽音サークルで「ギターが上手い人」のポジションになったこと。自分で言うのは大変恥ずかしい。

 

人前で演奏する機会がほとんど無かったこともあり、自分の技術がどの程度なのか当時は全く分かりませんでした。もとより考えたこともなかった。

ギターは自分の意思で始めてコツコツ積み上げてきたものでしたから、それが評価されたことは自信になった。

 

見栄っ張りのodasisは「おれは昔からできるやつだったんだぜ!」感を醸し出すように努めました。

愚かですが見栄が人を成長させることだってあるんです。

 

2つ目は人生初の彼女ができたこと。想定に反してすんなりとできました。

 

中学高校時代はサッカー部にいたこともあり、恐ろしくモテる人が周囲にゴロゴロいました。どういう仕組みで彼らがそんなにモテるのか全く分からなかった。

うまくいくときはうまくいく。そういうものなんだとやっと分かったのです。

 

いくつかの成功体験が重なり「うまくいく」がどういうことか少しずつ分かってきたodasisは、同時に「うまくいかないこと」もなんとなく分かるようになってきました。

そしてうまくいかないときの「匂い」を嗅ぎ分ける勘を養うべく、自他の事例を観察するようになっていきました。

 

サークルでやっていたこと

アコースティック系の軽音サークルでした。

  • 当時は1学年数十人。
  • 年10回程度のライブ中心。
  • カバー曲がほとんど。オリジナル曲は少数。
  • アコースティックギターやピアノ、カホンなどをメインにアレンジを楽しむことが趣旨。ドラムス・エレキギター・シンセサイザーは使わない。バイオリンや管楽器もいたり。
  • メンバーはライブの都度サークル内で集める。

思い返せばなかなか難易度の高いマゾヒスティックなサークルでした。

編曲という高度な作業を毎度違うメンバーでやる必要があります。

それに支配力のない楽器が多く、曲として成り立たせるのが難しい

また言い出しっぺはメンバーの実力を正確に把握する必要がありました。

 

曲として成立させるための最低限の要素を考える訓練はいまの仕事でも活きています。

音楽的にも濃い4年間でした。

楽しかったなぁ。

 

サークルを運営する

サークルの運営は2年生の担当でしたが、副部長をやっていました。

政治的な動きを求められることもあり神経を使う場面もいくつかありましたが、感動した場面もたくさんありました。

 

何より組織を愛することができたのが良かった。

こんな自分でも人のため、組織のために頑張れるんだなと驚きましたよ。

 

インターンシップ

3年生の夏には某大手楽器メーカーの3週間インターンシップに参加しました。ギター・ドラム事業部です。

京大にも勝るとも劣らない奇想天外な職場でめちゃくちゃ楽しかった。

 

学生がそのまま大人になったような(もちろん良い意味で)方々の集まりでしたが、音楽の話になると燃えに燃えていました

好きなことをしている人が集まるとそうなるんです。

 

当時の職場の先輩方とはいまだに交流があり、キャンプに行ったり忘年会に参加させて頂いたりしています。

キャンプにお邪魔したときは、初日にコテージの部屋の中で先輩が花火を打ち上げ部屋がベトベトになりました。

アホだと思いましたが最高に笑いました。

 

当時のodasisは就職活動におけるインターンシップの位置付けなどはろくに理解しておらず、いろんな悪態をついてしまっていましたので、就職活動の本番ではあえなくES切りされてしまっています。当然の報いだ。

しかしながら、こんなに楽しい会社が世の中にはあるんだなと若い期待を抱いたのを覚えています。

 

そんなこんなでギターばっかり弾いていた学生生活。当時の下宿はこんな感じ↓

 

エレキを弾くこともありました↓

 

2017/5/13 odasis

続く。

目次

①中学受験から高校まで
②大学受験まで
③大学入学〜サークル活動
④就職活動
⑤大学卒業〜入社式
⑥社会人1年目
⑦社会人2〜3年目
⑧転職活動
⑨退職〜新天地へ

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